一番手っ取り早く漫画の作り方を学ぶ方法

こんにちは。名無しのふわふわです。


私は漫画が大好きで、いつか漫画家になりたいと思っていました。

描きたいキャラややりたいネタはいっぱいあるのに、なぜか形にできない。
何から始めていいかわからない。
ノウハウは調べられるのになぜか進まない。

こんな感じで長いこと立ち止まっていました。
進められないから、とりあえず絵を上手くなろう、と逃げて回り道。


もしかしたらほかの誰かも進めているかもわかりませんが、独学で編み出したこの方法でこの世に漫画が一つでも増えるとうれしいです。


漫画作成の全体の流れはこちら

超初心者向け 漫画の描き方講座①手順と構造の把握
こんにちは。名無しのふわふわしている人です。漫画を読んでいて、自分だったらこうするのに。こんな展開が見たい!など自分も漫画を描きたい!!と思ったことはありませんか?今回はこのブログを立ち上げた目的のひとつである超初心者向けの漫画の描き方講座...

手順①自分が一番大好きな漫画を選ぶ

こんな漫画が描きたい!と思うお手本の漫画を用意してください。
まずは一つがいいです。

手順②分解する。

ハサミで切り開く、という意味ではないですよ。
好きな一話だけに注目してください。
できればその大好きな漫画の作者のデビュー作や読み切りがおすすめです。
連載の一話や番外編でもOK。話の区切りがついてまとまったものを見ます。

そして、これを漫画制作の手順に沿って、前の段階に戻していく作業をします。これを分解すると呼んでいます。(今名づけました)

分解①下書きに戻す

手元にある完成されたお手本の漫画を下書きに戻してみます。
その漫画家さんがどの程度の下書きだったかはわかりませんが、きっとこうだったであろうという形にしていきます。

漫画は大体のものは縮小されてコミックになっていたり、漫画雑誌になることが多いのでもとはB5~A4のサイズで描いていたはずです。お手本を見ながら全体の比率を守ることを重視して下書きに戻していってください。

分解②ネームに戻す

ネームはセリフの位置とキャラクターのおおまかな配置、コマ割りの設計図です。
さっきの下書きをネームだった状態を想像して、これもページの大きさに対しての全体の比率を守りながらネームの状態に戻してください。
さっきよりも楽に作業できたかと思いますが、個人的にはこれが一番大事なポイントです。

ネームを考えるときは読むときの話のテンポを重視する必要があるので、
全体を見渡せるように小さく書くのがポイントです。
私がいつもやるサイズは、A4の紙を半分、半分に折っていき16ページ分がきっちり収まる大きさです。
製本の関係で4の倍数のページ数だと都合がいいので、これで練習やクセ付けにおすすめ。

分解③プロットに戻す

その話のあらすじ、プロットだったころを想像して書きます。

もはやセリフやキャラクターが分からなくなっていると思いますが、すべてのページ全体の流れを把握してお話のうちどの展開にどの程度のボリュームがあり、前提(その話の舞台や設定)の説明はどの程度で表されているか把握することが目的なので、大きめの付箋紙に書くのがおすすめ。
話の流れが変わるところで付箋紙を変えると区切りが見てわかるので良いです。

手順③分解したものを解読

あとで編集します。

手順④解読に沿って自分の作品にアレンジ

組み合わせは無限です。題材やキャラクター、あなたの絵にオリジナリティが勝手に出ます。
丸写しはよくないですが、これがおもしろい!と思ったあなたの好みはその作者とも似た領域になっていくのは当たり前のことなので自信をもってあなたの面白さを追求してください。
まずは真似してみることです。

余談ですが、私は漫画家がどの作品に影響されて、どの部分に引き継がれているかを感じるのがすごく好きです。コマ割りや展開のクセが似ていたり、セリフ回しにルーツを感じたり・・・
ルーツや背景をたどる楽しみ方は純粋な漫画の見方ではないかもしれませんが楽しみ方の引き出しが増えることは個人的に悪くないと思います。
文豪を題材にしていたり聖書をもとにしている作品に深みが出るのにも似ている気がします。

まとめ

理想やお手本にしたい漫画を制作過程を想像して戻していき、それを真似ていく手法です。
ちょっと手間で面倒臭く感じるかもしれませんが、お手本に近い方法で漫画をつくっていく勉強になるのでかえって早いです。
そしてこれは手順を分解して同じことをしていけばそれを作れる!ということなので漫画以外でも応用できます。

制作の手助けになれば幸いです。
では、このへんで。

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